「動画にナレーションを入れたいけれど、いくらくらいかかるの?」
ナレーションを初めて外注する場合、料金はどのくらいかかるのか、どこに依頼すればいいのか、わからないことばかりでしょう。
ナレーションの料金は、原稿量、利用用途、ナレーター、スタジオ利用の有無、編集内容などによって大きく変わります。
この記事では、ナレーションを依頼できる主な3つの依頼先と、それぞれの特徴や料金相場について、ナレーション録音制作の現場経験をもとに解説します。
ナレーションはどこに依頼する?主な3つの依頼先
ナレーションの依頼先は、大きく次の3つに分けられます。
- 録音スタジオ・ナレーション制作会社
- ナレーター・声優プロダクション
- クラウドソーシング、個人ナレーター
それぞれの特徴を解説していきます。費用面と合わせて、ご自身の案件にフィットする依頼先を選んでみてください。
録音スタジオ・ナレーション制作会社
プロの録音環境で収録でき、ディレクターやサウンドエンジニアが制作をサポートしてくれます。制作現場では一番スタンダードな制作方法で、高いクオリティーの音声が安定して提供されます。
ナレーター手配から収録・品質管理までまとめて任せられ、安心して制作を進めることができるのがメリットです。BGMや効果音、動画への組み込みまで依頼できる会社も多くあります。
ナレーター手配から録音・整音まで一括で依頼した場合、5分程度の動画ナレーションで7万円~10万円程度が目安となります。
一般的に、スタジオ利用時間およびナレーター拘束時間で料金は加算されます。1時間で録音完了できるボリューム感は動画用ナレーションでは5分程度が目安となります。
『こえと』のスタジオ録音¥58300~
ナレーター・声優プロダクション
ナレーターや声優が所属する事務所・プロダクションに依頼する方法です。
所属するナレーターの中から、案件に合った声や実績を持つキャストを提案してもらえます。
プロダクションによっては録音スタジオを併設しており、ナレーターのキャスティングから収録までまとめて依頼できます。
スタジオ部門がない場合は、別途録音スタジオを手配する必要があります。
スタジオ録音と同程度の予算で依頼できることも多いですが、スタジオ別途手配となると少し割高になる印象です。
ナレーターのランクや知名度、利用媒体、利用期間などによって料金が大きく変わるため、基本的には案件ごとの見積もりになることが一般的です。有名な声優などは数十万円の出演料となる場合もあります。
特定のナレーター・声優を起用したい場合や、多数のキャストが必要な案件では、プロダクションへの依頼が適しています。
クラウドソーシング、個人ナレーター
クラウドソーシングやスキルマーケットなどを利用して、個人で活動しているナレーターに依頼する方法です。
ナレーターが自宅などで録音した音声を納品する、いわゆる「宅録」で対応するケースが多く、比較的リーズナブルにナレーションを依頼できることが特徴です。
一方で、ナレーター本人が録音から編集・整音まですべて行うため、仕上がりにはナレーターごとに差があります。依頼する際にはボイスサンプルや実績だけでなく、録音環境や納品音声の品質などを確認してから依頼することをおすすめします。
コストを重視する場合には有力な選択肢ですが、依頼先の選定を慎重に行う必要があります。
クラウドソーシングサイトの発表では1~3万円程度の契約価格帯が中心となっているようです。こちらは原稿量などの諸条件が不明なので参考程度ですが、ナレーター1名での作業でスタジオ費用も不要な仕組みを考えれば低コストで収まることは間違いありません。
失敗しない宅録は『こえとのおまかせ録音』
ナレーションの料金は何で決まる?費用が変わる7つのポイント
ナレーション制作は以下の項目などによっても大きく変わります。一概に何分のナレーションだから相場はいくらとは言えないのが実情です。まずはご自身の案件で重視したいことを整理して依頼先を検討し、必ず見積をもらうようにしましょう。
原稿の文字数・収録時間
原稿量が増えれば、ナレーターの収録時間やスタジオの利用時間も長くなります。
そのため、ナレーションの料金は原稿の文字数や収録時間を基準に設定されていることがあります。
動画あり・なし
動画にナレーションのタイミングを合わせるか、フリーのタイミングで録音するかで要する時間が大きくかわり、比例して費用も変わります。
ナレーター・声優
ナレーター・声優の経験、実績、知名度などによって料金が変わります。
また、声のイメージだけでなく、ナレーションの表現力や得意分野も案件との相性を左右します。
収録方法
スタジオ録音ではスタジオ室料と、機材を扱うエンジニア費用が発生します。また、ディレクター費も発生する場合もあります。宅録の場合はそれらの項目はありませんが、録音設備を整えたり、エンジニアやディレクターが本来行う作業をナレーターが行うので、そうした費用は含まれます。
ディレクション
ディレクターが演出を細かく指定したり、録音の進行管理をしたりする場合はディレクション費などが発生することがあります。
編集・整音
ノイズ処理、音量調整、ファイル分割など、どこまで音声編集・整音を行うかによっても料金が変わります。
利用用途
企業VP、Web動画、広告、CM、eラーニングなど、音声をどこでどのように使用するかによって料金体系が異なる場合があります。
結局、どこに依頼するのがおすすめ?
| 依頼先 | 料金の目安 | 品質管理 | 発注時の手間 | 向いている案件 |
|---|---|---|---|---|
| 録音スタジオ・制作会社 | 7~10万円程度 | ◎ | 少ない | 品質・演出重視 |
| ナレーター・声優プロダクション | 7~数十万円 | ◎ | 比較的少ない | キャスト重視 |
| 個人ナレーター | 1~3万円? | 依頼先による | 比較的多い | コスト重視 |
※著者の経験を基に少量原稿の制作料金を目安表記しています。料金やサービス内容は依頼先によって異なります。必ず見積をもらうようにしてください。
ナレーションを依頼するときに確認したいこと
ここまではナレーションの依頼先と価格について解説してきましたが、依頼先に確認しておくべき項目についても解説しておきます。
どんなナレーターがいる?
ボイスサンプルやプロフィールを確認することで、イメージに近い声かどうか、似たような案件の実績があるかなどを判断しやすくなります。
ナレーター候補を提案してくれるサービスもあるため、「ナレーター選びから任せたい」という場合は、候補者の提案が可能か確認してみましょう。
こえとの厳選ナレーター
録音に立ち会える?
スタジオ録音の場合は、収録に立ち会えるかを確認しましょう。
オンラインでの立ち会いに対応しているスタジオもあります。
また、クライアントや制作スタッフなど複数人が立ち会う場合は、スタジオの収容人数も確認しておくと安心です。
ディレクション・原稿チェックは含まれる?
原稿を事前にチェックしてもらえるか、
録音時に読み方や演出についてサポートしてもらえるかも、ナレーション制作を依頼する際の重要な確認ポイントです。
事業者によってはナレーターとスタジオを提供するだけの場合もあれば、ディレクターが原稿確認から録音時の演出までサポートする場合もあります。
録音後の修正・リテイクに対応している?
録音後に修正が必要になった場合、基本的には録音を再依頼するかたちになります。
宅録の場合は、一部のサービスでは修正録音に対応してくれる場合もありますので事前に詳しく確認しておくことが大切です。
こえとは修正にも対応
料金には何が含まれている?
ナレーション制作費には、一般的に次のような費用が含まれる場合があります。
- ナレーター費
- ディレクター費
- スタジオ利用料
- サウンドエンジニア費
- 編集・整音費
このほか、BGMや効果音、動画へのナレーション組み込みなどが別料金になる場合もあります。
実際のナレーション制作費は、原稿量、用途、ナレーター、収録方法などによって変動するため、依頼内容を詳しく伝えて見積もりを取ることをおすすめします。
納品形式・納期・利用範囲は?
- WAV / MP3など対応しているファイル形式
- サンプリング周波数・ビット深度
- 1ファイル納品か、セリフごとの分割納品か
- ノイズ除去・整音の有無
- 納品までの日数
- オンラインストレージなど納品方法
利用用途によっては音声の仕様が細かく指定されている場合があります。ご自身の利用用途で指定された音声仕様に対応できるかも確認しておいた方が良いでしょう。
ナレーション制作なら「こえと」
ナレーションの外注では、ナレーター、録音スタジオ、サウンドエンジニアなどをそれぞれ手配する方法もあります。
一方で、ナレーター選びから録音、品質管理、納品までをまとめて依頼できるナレーション制作サービスを利用すれば、発注にかかる手間を減らすことができます。
ナレーション制作サービス「こえと」では、用途や目的に合わせてスタジオ録音とおまかせ録音(宅録)の2つの方法をご用意しています。
演出・品質にこだわるなら「スタジオ録音」
「こえと」の専用スタジオは東京・水道橋にあります。
ナレーションや吹き替えなど、声の収録に適した環境で、厳選したナレーターとサウンドエンジニアが収録・整音を行います。
収録に立ち会い、音声を確認しながら演出を調整できるため、ブランドイメージや映像に合わせて細かなニュアンスまで作り込みたい案件に適しています。
オンラインでの立ち会いにも対応しているため、遠方のお客様でも収録に参加できます。
手軽さ・スピードを重視するなら「おまかせ録音」
「おまかせ録音」は、宅録の手軽さと品質の安定を両立したサービスです。
こえとでは、読みの表現力、録音環境、整音技術などを独自の基準で審査したナレーターのみが自宅録音を担当しています。
収録した音声はこえとスタッフが品質を確認したうえで納品するため、宅録の手軽さを活かしながら、品質管理にも配慮しています。
サイト上のボイスサンプルからナレーターをご自身で選ぶことも、用途やイメージに合わせて提案を受けることも可能です。
また、ご希望に応じて本収録前に冒頭部分の試し読みを確認することもできます。
ナレーションの依頼先に迷ったら、まずは重視する点を整理しましょう
ナレーションの依頼相場は、数万円程度から数十万円以上まで、案件によって大きな幅があります。
重要なのは、単純に安いサービスを選ぶことではなく
「どの程度の品質が必要なのか」「どこまで自分で手配するのか」「どこまでプロに任せたいのか」
を整理することです。
コストを重視するなら個人ナレーター、
キャストを重視するならナレーター・声優プロダクション、
音質や演出、制作全体の安心感を得たいなら録音スタジオ・ナレーション制作会社というように、
案件に合った依頼先を選ぶとよいでしょう。
「スタジオでクライアント様と音声を確認しながら制作したい」「宅録でコストを抑えたいけど、失敗したくない」
といった場合は、「こえと」も選択肢のひとつです。
案件内容や納期、ご予算に合わせて、適したナレーション制作方法をご案内しています。
この記事を書いた人
こえと運営管理者
プロデューサー/ディレクター 萩原朋広
ナレーション制作サービス『こえと』の運営者。
15年以上にわたり、ナレーション録音・音声制作に携わる。
小中高の国語教科書の音声化をはじめ、官公庁・企業などのナレーション制作を多数担当。